ミュージカル

シルク・ドゥ・ソレイユらしさ健在。手に汗握る迫力のサーカスミュージカル

シルク・ドゥ・ソレイユが初めて手掛けるミュージカル『パラムール』。
4月からブロードウェイでプレ公演が始まっています。
これまでのサーカスの概念を覆す、芸術的かつ人間の身体能力の限界を超えたショーに感動し、すっかりシルクドファンとなった私は、4月が来るのを心待ちにしていました。

劇場はタイムズスクエアの中心、アラジンを公演している劇場の向かいにあります。
劇場内の待合いスペースは吹き抜けになっていて、変わったコスチュームを来たスタッフが物を売ったりしています。
雰囲気作りはもう始まっている、と思いつつ、席に座ります。

舞台はとてもシンプルです。普通のミュージカルと同じく、ステージに緞帳が降りているだけです。
記憶に残るラスベガスのシルク・ドゥ・ソレイユの舞台と比べると、どうしても地味さを感じます。
あちらはかけてるお金のレベルが違うので比べるのも野暮ですが。

そもそもですが、ニューヨークでシルク・ドゥ・ソレイユを見れることを喜んでいた気持ちとは裏腹に、
どこか不安に思ってる自分がいました。
ミュージカルの劇場という限られたスペースでどこまでのものが見れるのだろう。
何か小さい芸をちょちょいとやって終わりじゃないか。
歌や演技パートが多くサーカス部分があまりないんじゃないだろうか。
別にシルク・ドゥ・ソレイユのミュージカルが見たいわけじゃないしなぁ。
ミュージカルとしても、ハリウッドの女優が名声を取るか男を取るかっていうどうでもいいテーマだし。ぶつぶつぶつ・・

正直レビューもあまり出回ってないため前情報があまりなく、楽しみ50% まあ面白くなくても仕方ないかな50% の気持ちで席に座りました。

結局はまさに手に汗握り続ける2時間半となりました!
さすがシルク・ドゥ・ソレイユという感じでしょうか。
大人数が舞台の上でびっくり技を止めどなく披露する感じ、そしてギリギリのところに挑戦している感じがして、本当にヒヤヒヤ、わくわくしっぱなしでした。
双子のペアが紐を一本ずつだけもって、空中を飛び回ったり、シーソーを使って上空数メートルまでジャンプしてくるくる回ったり。微妙に失敗しているものもあり、それがハラハラ感を高めます。
会場もそれほど広いわけじゃないですからね。ぶつからないか、落ちて怪我しないか勝手に心配しています。

雰囲気的には、一応ストーリーがあり、俳優さんが歌ったり、演技したりはありますが、所々にサーカスの演目が差し込まれたり、歌ってる後でサーカス的なことが繰り広げられてたりという感じです。
俳優さんだけが演技したり歌ってるシーンは目立たず、サーカスパート準備のためのつなぎなのではと思うくらいです。

ミュージカル要素はどうしても霞んでしまいます。サーカスの迫力がすごいので。
ストーリーも大したことはないですし、曲もまあ対して盛り上がるわけでもないです。
というか役者さんたちが一生懸命歌ってる間にも後ろではびっくり大技が披露されており、正直そちらに目が釘付けになりますよね。
「ストーリー、この先どうなるの!?」よりも「次はどんな大技が見れるの!?早く見せて!」という感情が強くわきます。
最後の方のミュージカルパートの見せ場的な場面でも、俳優が抱き合って熱唱している中、後ろに置いてあったランプの傘が突然空中に浮かび上がり、ぐるぐる自由に飛び始めます。
歌よりも、舞い踊るランプの傘が気になりすぎます。なんでこんなに自由に飛び回ってるのか、誰がどこで操作してるのか、疑問は付きません。
傘が大人しくなることには熱唱も終わってます。

ミュージカルパート担当の俳優さんはおそらく4名ほどいると思うのですが、なかなかモチベーションの維持が難しいのではないでしょうか。
仕事と割り切っているのでしょうか。

一緒に行った人は、シルク・ドゥ・ソレイユとミュージカルが同時に味わえてお得だから、ミュージカルパートがあってよかった!普通のミュージカルより断然こっちが楽しかった。
と言ってたので人それぞれですね。
とはいえ、とても良かった、皆におすすめできる!という意見は同じでした。

ミュージカルにあまり興味のない方はもちろん、シルク・ドゥ・ソレイユをすでに見られてる方にも楽しんでいただけると思います。
ストーリーがわからなくても全く問題ないので、予習や英語力も不要です。

チケットは当ニューヨーク観光でもちろん手配させていただきます。
お気軽にご連絡ください。
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