New Yorkミュージカル演劇

ミュージカルレビュー ハロー・ドーリー

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

黄葉にはまだ少し早いようですが、気候的にはすっかり秋の様子のニューヨークです。

偏西風の影響からか日本からの直行便が1時間近く早く到着するこの頃です。

さて、今回は「ハロー・ドーリー」というミュージカルのお話です。

ベッド・ミドラーという大女優さんが主演しているのでオープン時から話題になっていましたが、今年のトニー賞でリバイバルミュージカル作品賞、主演女優賞をとったことでますます人気沸騰、今でもチケットを入手しずらいショーの一つです。

私もどうせ高いお金を払うならと、良い席を求めた結果チケットを買ったのは4月くらいでしたが9月の末まで待たなければなりませんでした。

それだけ待った甲斐があってもう堪能したというか、久しぶりに「スター」のショーを観て大満足感を得ました。もしご覧になるチャンスがあったらぜひおすすめの作品です。

<物語>(ウイキペディア使用)

19世紀後半のニューヨーク州にあるヨンカースという町。

未亡人ドーリーは、かつては夫と共に夜毎、高級レストランに通い、その明るい性格で店の従業員たち全員から慕われる存在だった。おせっかい焼きで、面倒見のいいドーリーは、夫の死後は仲人業(マッチメーカー)を生活の糧としている。結婚仲介をはじめ全ての「ご縁を取り持つ」ことをモットーに、宣伝の名刺を配り歩くドーリー。

ドーリーの顧客であるホーレスは、飼料の工場を営む中年男である。姪と二人暮らしのホーレスは、金持ちだがケチで、姪と恋人の貧乏画家の結婚に断固反対している。ホーレスは姪の思いを無視して、ドーリーに姪の結婚相手の物色を依頼した。

従業員に対しても口やかましいホーレス。だが、ドーリーはそんなホーレスが気になって仕方がない。おせっかい焼きのドーリーは、自分ならばホーレスを変えられると確信し、彼との結婚を望む。しかし、ホーレスは帽子屋の女主人アイリーンにプロポーズする気でいる。ホーレスにアイリーンを取り持ったのは、他ならぬドーリーなのだ。しかし、ホーレスを諦め切れないドーリー。

姪と貧乏画家の恋を知ったドーリーは、二人を結婚させるために計画を立てる。それは、かつてドーリーが常連客であったニューヨークの高級レストランで開催されるダンス・コンテストで優勝し、賞金を獲得するというアイデアだった。そして、それは同時に、ドーリーの恋を成就させるための計画でもあった。

ドーリー、ホーレス、アイリーンと彼女の助手、その二人に気があるホーレスの二人の従業員、彼らが一堂に介してレストランで食事をするのだが、あれこれどたばたの騒動の後、姪と恋人の貧乏画家はめでたくダンスコンテストに優勝し、その活躍ぶりにドーリーを見直したホーレスがドーリーに結婚を申し込み、めでたしめでたしとなる。

<解説と感想>

ハロー・ドーリーは1964年にキャロル・チャニングという女優さんの主演で初上演され、その年のトニー賞で作品賞、主演女優賞をはじめ10部門を独占。

チャニングの代表作となり、その後1978、1995、とリバイバル上演されている様です。私はたぶん最後の1995年版を観ましたが、もう相当のお齢だったはずなのに元気いっぱいで、「また15年後くらいに会いましょう」と挨拶して観客からやんやの喝采を受けていました。

舞台となるヨンカースというのはニューヨーク市の北に位置する郊外の町で、レディー・ガガの出身地として知られてます。

また1969年にバーバラ・ストライサンド主演で映画化もされました。ミュージカルが先で映画が後からできためずらしいケースです。

さてベッド・ミドラーですが、これはもうすごいです。

彼女がステージ上に現れた途端しばし拍手がなりやまず、またショーの途中で何回もスタンディング・オベーションがありました。終わった時はもちろんです。

スターというのはまさにこういう人を言うのでしょうね。

他の役者さんも皆それなりにうまいのですが、彼女の存在に圧倒されて彼女だけが印象に残るという感じです。

熱狂的な観客の声援を受けながら、それに応えての熱演。圧巻はタイトルソング「ハロー・ドーリー」をレストランのウエィター達と歌い踊る場面で、途中で息切れがして壁に寄りかかって息を整えるという、まあこれは演出でしょうが、ほんとであってもおかしくないくらいのダンスシーンです。

余裕をもって楽しんで演じている様に見えますが、彼女も今70歳ですからいくらプロといってもさすがにこのダンスはきついのでは?

1週間の公演のうち火曜の公演は別の人が演じてます。そして来年1月14日で降板ということです。なので彼女を観たいという人はお急ぎ下さい。

ストーリーが面白いし、ダンスシーンも豊富でミュージカルとしてとても楽しいので、彼女が降板してもショーの人気はしばらくは衰えないと思います。

群舞の衣装のパステルカラーの美しさにうっとりさせられますが、全体を通して明るい雰囲気でこれもショーを楽しくしている理由の一つかもしれません。

火曜日に演じている、そしてベッド・ミドラーの後を次ぐのはドナ・マーフィーといってこれもベテランの女優さんです。この人のショーも観てみたいとは思うのですが、なんせチケットが高くてそうそうは見れないのが嘆きです。

それではまた。

勝海

☆ニューヨーク観光.comではハロー・ドーリーのチケットをお取り扱いしています!ご興味のある方はお問い合わせフォームからご連絡ください。

SHUBERT THEATREで上演中

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